第7回リフラブ紀行 2000年06月25日(日)〜6月28日(火)

 「リフラブ紀行」のトップページにもどる

目次


あれはね・・・

あれはですねぇ、あそこなんですよ。
と、リフラブに登場した建物のモデルに関して、地元の方のするどく詳細な情報が天から降ってきた。
会社を退職して以降、ほいほい福岡に遊びに行く金もなかったが、幸いギンギラ太陽'sの公演時期がまもなくだったので、リフラブ紀行第7回を敢行することにした。
もちろん、モデルはできる限り自分の”読み”と”足”で探し出したかったが、そんな金ないっつーの、ということであっさりお恵みにたかることにしたわけ。

6月24日夜、なぜか名古屋の名鉄バスセンターにいる。以前であれば東京−福岡ひとっ飛びだったものが、中京地区への転居によって泣く泣く夜行バスをチョイス。別に小牧から飛んでもいいのだが、値段がねぇ。夜行バスなら往復19000円で済むので、ぷ〜太郎には大変ありがたい存在なのだ。
ま、そんな個人の事情などど〜でもよい。バスは夜中の名古屋高速・名神道・中国道・山陽道など高速道路をひた走り、関門橋の目の前で朝を迎え早朝6時に北九州は小倉を通って来慣れた福岡天神バスセンターに8時過ぎに到着したのである。

このページの先頭に戻る

はやくも第8回敢行宣言・・・舞鶴公園

まずは舞鶴公園。西鉄電車にて西鉄久留米へ。リフラブ紀行を始めてからいったい何往復したのやら。とか言いつつ特急電車にそのまま乗車。大牟田まで行く。弊Webのコンテンツ「ののるストリート」用に特急電車の音録りのためだ。いきなり素人音声さんになってしまうが、これが相当に恥ずかしい。ポータブルMDからニョ〜ンと伸びたマイクを電車内のスピーカに近づけ、車内放送を録音するのだ。人様が見れば「片手をず〜っと上げてる馬鹿がいる」という光景なわけ。

なるべくすいてる車両を選び、マイクのコードを腕に隠して(西鉄の特急電車は前向きイスなので、進行方向側にコードをもっていけば見られない・・・はず)、という必死の防戦。コンテンツで欠けている柳川、新栄町、大牟田各駅到着時の車内放送が無事録音できた。ちなみに後日上り特急でもこれをやった。一番すいてる最後尾車両だったので、車掌の視線が背中に痛かった。

ま、それはさておき大牟田から折り返して久留米で下車。舞鶴公園のモデルはここから徒歩10分程度の堂女木池(どうめきいけ)だ。実は前回のリフラブ紀行のときこの手前までウロウロしていた。あの時は同行者との待ち合わせ時間切れで泣く泣く断念したのだ。今回めでたく公園とご対面。ところがドッコイ、ゲーム中の画を思い出せない。池の形はどうだったか、柵は手前に入ってたかそうでないか・・・。いやいや人間の記憶はいいかげんだ。当てずっぽうに10枚ほど撮ってみたが、結果はかんばしくない。う〜む。第8回もやるようである。

  舞鶴公園

ちなみに《第1作》での公園(桜咲女子短大のとなり)は福岡市天神にあるアクロス福岡の裏にある天神中央公園であるとのこと。アクロスといえば・・・?
そう、今をときめく(?)「エクセル・サーガ(少年画報社刊)」のあの秘密結社の名前でっす。対になる福岡市役所も公園に面している。
中央公園の写真を撮るも《第1作》の公園がここであることがハッキリしない出来。

このページの先頭に戻る

今日は休みです・・・オーシャンアテナ

あけて二日目(6月26日)。
本当は5時半に起きて北九州に足を伸ばし11月に廃止になる西鉄北九州線の路面電車の写真を撮るつもりだったが、昨晩遅くまで遊んでたのであえなく中止。天気が悪そうだ・・・と自分に言い訳して惰眠をむさぼった。ようやく起きた7時30分。ゆっくりシャワーを浴びてホテルを出た。

ホテルに程近い薬院駅の構内にて電車撮影星人となり、その後「直行」二日市行きにて二日市へ。さらに電車撮影星人を続けた。このままちっともリフラブ紀行じゃないのかというと、それがそうでもない。
オーシャンアテナのモデルが福岡空港方面の博多の森の施設であるらしいのだ。で、てんで見当違いの二日市から博多の森まで西鉄バスを乗り継ぐことにする。距離にして15km程度か。バスの本数は少ないが、一度福岡都心へ出るよりは早そうだ。また、いつも福岡市の中心ばかりウロウロしているから、たまには郊外に行って天神を走りまくっている西鉄バスがどのような所からやってくるのか、地域事情というか住宅事情というかそんなもんをバスに揺られて見てみようと思ったのだ。

30分ほど待合室で待つと西鉄二日市から宇美を通って西鉄宇美営業所に行くバスがやってきた。悠久の歴史を誇る大宰府の緑あふれる景色の中をノンビリと走り、そのうち人家が見えない峠を越える。と、山間の空き地に天神行きの西鉄バスが停車している。空き地はバス折返し場らしい。まわりは産業廃棄物でも不法投棄されていそうな山あいだ。
このあたりの鉄道はJR香椎線がある。宇美駅から香椎駅を経由し、中学校の社会科で習った金印が出土した志賀島と福岡を結ぶ通称海ノ中道にある西戸崎駅を結ぶ、非電化単線のローカル線だ。しかし博多駅まで30分弱の通勤圏内なので沿線に住宅は結構多い。普通の都市ではバスは鉄道を補完する役目を仰せつかる立場だが、そこは西鉄やくざバス軍団。近くに駅があっても一切無視。天神に行くのに西鉄バスを使わないのは邪道だ、とまで言わしめるほどの本数で宇美と天神を結ぶ。
このバスもそうした天神行きが頻繁に発車する宇美営業所を目指している。営業所からは博多の森を経由して天神方面に行くバスに乗り継ぎが可能なのだ。

西鉄バスの整備工場が隣接する宇美営業所で福岡空港行きのバスに乗り換える。「アクシオン福岡」というそれらしい停留所を通る系統が運良くやってきた。バスはいきなり山を登り始める。と突然住宅地がひらけた。平野が多そうな福岡市だが平らなのは1辺20kmほどの逆三角形だけ。北九州ほどではないが山を切り開いた上に住宅が並んでいる。
山を降りて、団地と商店街の細い路地を縫うように走る。この辺は山上の住宅地よりも古くに住宅開発されたのだろう。また山を上る。今度のは丘といった感じ。いわゆる博多の森に入ったのだ。バス停に「アクシオン福岡」はあるが、それがホントの名前かは知らない。車内テープ放送が流れてしばらくすると、木々の向こうに緩やかなカーブの鉄骨だらけの屋根が見える。まちがいない。ここがオーシャンアテナだ。

ゲーム中にて「最終電車に乗り遅れた主人公2と尚子ちゃんがバスで帰宅する」というシーンがある。終電の後に発車するいわゆる深夜バスはバブルの頃、都心から郊外方面への路線で開設されたが、その逆は見られない。高宮桜咲線がとんでもないローカル線なのか、バスの存在感が強いかは知らないが、バス圧倒的優位の福岡市内を彷彿とさせてくれて興味深い。
現実の建物は福岡県総合プールと言う。福岡空港駅からバスが現実的な手段だ。轟音を立てて離着陸する飛行機が展望できる。妙に人影のない施設の写真を撮っていると従業員っぽいおじさんに「今日は休みだよ」と声をかけられた。”プールでカメラを持ってウロウロしている”という状況証拠的カメラ小僧の私としては実に気まずかったが、おじさんはニコニコしながら歩いていってしまった。ちなみに「アクシオン福岡」とは財団法人福岡県スポーツ振興公社の運営する4つ施設(総合プールはこのうちのひとつ)の総称なのだそうだ。

オーシャンアテナ

このページの先頭に戻る

百道大学

百道大学に関しても情報を入手した。リフラブ紀行では原則として”不特定多数の人に頻繁に利用されていておよそゲーム制作に特定的に協力しているとはとても思えない施設や土地”は実名で掲載することにしている。要はゲームユーザがそこの関係者にリフラブとの関係について妙なことを口走っても「なんだ、そりゃ?そんなこと知らねえよ!」と軽くあしらわれるような存在なら実名掲載OKだ。

だいたい私みたいなユーザが異常なのであって普通考えられないが、浅はかなユーザが旧知の仲のごとくに接して相手に迷惑をかけたり、苦情がリバーヒル社や関係者に及ぶことも否定できないからだ。
学校施設に関しては当リフラブ紀行では場所もモデルも明記していない。実在することは設定資料集等にも明記されているから写真は載せるが、当紀行から場所が特定できないように考慮しているつもりだ。逆に言えば公式情報から類推し足で発見した記録に過ぎない当紀行を参考にして現物を発見したとしても、それはいずれ見つかるべくして見つかったと言える。そこまでして発見したなら、それを公開すべきか否かは発見者がおのずから適正な判断をするに違いない。
なお、今回は情報を多大に提供していただいた。原則に基づいて実名掲載の可否を判断した。

などと、グダグダ書いたが、百道大学はこれ。

  百道大学

このページの先頭に戻る

こ、こんなところに・・・高宮ビル

翌6月27日。
昨晩はその後ギンギラ太陽'sの公演を楽しんだ。その後適当に食って飲んでホテルに戻る。そのホテルから徒歩1分。トヨタショールームが高宮ビルだ。リフラブ紀行を開始して以来、再三再四この前を通過しているがぜ〜んぜん気づかなかった。
高宮ビルはかなりの高層ビルのように描かれていたが、ここはそれほどではない。切れている上の部分は初めから存在しなかったようなのだ。

高宮ビル

このページの先頭に戻る

徒歩1分圏内にゴ〜ロゴロ・・・居酒屋・グルーブナイト・繁華街

こいつらは強敵だった。似通ったものはいくらでもあるからだ。しかし提供してもらった情報を基に見比べてみると「あ〜なるほど」と決定的なものがわかる。これらは徒歩1分圏内に密集している。

グルーブナイト  居酒屋  繁華街

このページの先頭に戻る

=三沢・朝倉街道へ

第1回リフラブ紀行では、登場人物の苗字の由来となった駅の写真を中心に撮影した。その時、駅名板のみで済ませたいいかげんな駅がいくつかある。画が登場したキャラの由来の駅だけはちゃんと外観を収めておきたいと思って、三沢と朝倉街道を訪れた。

三沢駅は普通電車しか停まらない。改札口には女性係員がひとりだけいた。二つある改札口の一方が女性というケースは他私鉄でもよく見られるが、女性ひとりというのは他社に先駆けている。考えてみればパチンコの景品交換所のような危険なところにも女性がひとりで勤務していたりするのだから、駅で出来ない理由はないのだろう。もっとも、駅の周りはいたって静か。造成中の住宅が散見され、福岡市中心部へ通う人たちのベッドタウンなのだろう。昼間人口は相当少ないに違いない。

  三沢

朝倉街道駅は、その名のとおり朝倉に向かう朝倉街道と西鉄電車の交差点にある駅だ。駅前のバスセンターから朝倉方面に向かうバスが出ているが、こちらも駅前の商店街はこじんまりとしている。駅の出口は片側にしかなく、ホームのすぐ先に踏み切りがあるため、電車はゆっくりと進入してくる。
それにしても双子の姉妹が朝倉街子・道子とはヤン坊・マー坊以来の傑作ではなかろうか。

朝倉街道

このページの先頭に戻る

次回予告

今回、あまり出来がよくなかった堂女木池、グルーブナイト、高宮ビルのほか、場所がわかってても肝心の画を思い出せずに断念した《第1作》の公園、登るのが面倒でパスした舞鶴公園の夕焼けなどを攻略する予定。

このページの先頭に戻る