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天神大牟田線 1000形(2001年3月25日 最終編成の運行終了)

薬院 99/02/07撮影

紹介

1957年から1960年にかけて4両×6編成が製造された天神大牟田線の元特急車です。

18m車体、3つ扉ロングシート、抵抗制御、電気ブレーキ併用自動空気ブレーキを採用して並行カルダン車です。

デビュー当時は2つ扉固定クロスシート、非冷房で塗装も当時の標準であるベージュと茶色の二段塗装でした。後にコバルトブルー地にイエロー帯に塗装変更され、2000形登場まで大牟田線の代表形式として活躍しました。
2000形登場後、車体中央に片扉を増設、クロスシートからロングシートに変更されました。冷房化は1983年の車体更新とともに実施され、同時に補助電源装置も当時5000形で採用されはじめた静止形インバータ(90KVA)に換装されました。

下記、編成図では実車編成と機器等の違いにより1000〜、1100〜、1200〜と分けて記述してありますが、正式な形式はモ1000のみです。

2001年3月12日から25日まで、最後に残った1101編成が装いをコバルトブルーにイエロー帯の旧色に戻して最後の力走を見せてくれました。

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編成

(編成図凡例)

(1) ←大牟田福岡(天神)→

1957年6月1日竣功届出。日本車両製で、台車は住友金属製のFS-314(アルストム式;リンク軸受台車)です。


二日市
99/08/29撮影

平尾
99/08/29撮影

FS-314形台車
99/08/29撮影

(編成図凡例)

(2) ←大牟田福岡(天神)→

1958年12月19日竣功届出。日本車両製で、台車は日本車両製ND-302(ペデスタル式;軸箱ウイングばね軸受台車)です。

2001年3月12日から25日まで、1101-1102-1103-1104がコバルトブルーとイエロー帯の旧々特急色で最後の力走を果たしました。

1000形ラストランについてはこちらを参照してください。


二日市
99/08/29撮影

都府楼前−二日市
00/06/26撮影

ND-302形台車
99/08/29撮影

(編成図凡例)

(3) ←大牟田福岡(天神)→

1960年5月25日竣功届出。近畿車輛製で、台車は近畿車輛製KD-29(シュリーレン式;円筒案内式軸受台車)です。


白木原−春日原
99/08/29撮影

都府楼前−二日市
00/06/26撮影

KD-29形台車
00/06/26撮影

写真集


側面方向幕
99/08/29撮影

前面方向幕
99/08/29撮影

筑紫車庫 [特急]の幕を表示中
00/12/03撮影

1008 運転台
99/08/29撮影

1005 車内
00/06/27撮影

走行音

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